ビットコインはシステムの運用方法が従来の電子マネーとは異なっていて、暗号化されたデータをインターネット上で取引するため暗号通貨(クリプトカレンシー)とも呼ばれています。
従来型の電子マネーはシステムを一元管理する会社や組織によって取引情報が管理されていますが、ビットコインなどの仮想通貨はブロックチェーン(分散型台帳管理システム)を活用して取引台帳は複数のコンピュータによって分散管理されている点で異なります。
運用システムの他にも仮想通貨は円やドルなどの法定通貨との交換レートが変化する点でも電子マネーとは異なります。
仮想通貨に対して従来型の電子マネーは法定通貨との交換比率が常に一定であるという特徴があります。
ビットコイン価格は法定通貨や他の仮想通貨との交換レートが常に変化するので売買取引を行うことで投資をすることもできます。
ちなみに最近は一部の国で仮想通貨のブロックチェーンのシステムを応用して法定通貨との交換レートを固定した暗号化された通貨を発行する計画が進められています。
このように法定通貨の価格とペッグした暗号通貨のことを「デジタル通貨」と呼びます。
ビットコイン(仮想通貨)の投資情報はどこから得る?
ビットコインは法定通貨や他の仮想通貨との売買取引を行う他にハードフォークして新たに誕生したコインを入手することでも利益が得られる場合があります。
一般的に投資に参加する場合は取引を行う金融商品の情報を入手する必要があり、例えば株式や外貨投資であれば新聞・雑誌・テレビのニュースなどが参考になります。
これに対してビットコイン投資に関する情報は一般向けのメディアに取り上げられるケースが非常に少ないので、インターネット上のブログや仮想通貨についての記事を専門に扱うサイトから入手する必要があります。
2017年8月にビットコインがハードフォークしてビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しましたが、この時にハードフォークについての情報はインターネット上のサイトを通して得ることができました。
2017年10月以降にもブロックチェーンが分岐することでビットコイン所有者が新たに誕生するコインが得られるチャンスがありますが、このような情報も一般のメディアから入手することができないのでインターネット上の記事を活用して情報収集をする必要があります。
ちなみに最近は仮想通貨取引所の「お知らせ」を見てもビットコインから派生して新たに誕生する仮想通貨についての情報を得ることができない場合があるので、「クリプトカレンシーマガジン」などの仮想通貨専門のサイトなどを活用するようにしましょう。